「藍さまー、がんばってくださーい!!」 「うむ、応援頼んだぞ、橙!」 「藍ー、先陣、任せたわよー」 「はい、必ずや、いい流れで紫様にお繋ぎいたします!」 橙と紫の声援を受けて、ステージへ上る藍。 一方。 「が、頑張ってきなさいよっ! あっさり負けちゃったりしたら、しょーちしないんだからね!」 「まぁ、この子もこう言ってるし、頑張ってきなさいな」 「……ありがと、チルノちゃん。レティさんも」 大妖精も、チルノとレティの声援を受けつつステージに上がる。 「……あの氷精と冬の精、あなたの知り合いか?」 「知り合い、といいますか……姉妹、みたいなものですね。 レティさんとは冬の間しか一緒にいられませんけど、 チルノちゃんとはだいたいいつも一緒にいますから」 「そうか……お互い、後ろに応援してくれる者がいるのだな」 「……ですね。あなたにも、私にも」 「橙と紫様の、そしてあの氷精と冬の精のためにも。 いい勝負を、しようじゃないか」 「……はい。ぜひ。 あなたに比べれば私はまだ未熟ですけど、せめて精一杯戦います」 「ああ、楽しみにしている……では、行くぞ!」 「はい!」 最萌トーナメント2回戦第3試合、八雲藍vs大妖精。 想いを、力にして。彼女たちもまた、戦う。 |