【第2回東方最萌 2回戦 八雲 藍 vs 大妖精】
(初出:第2回東方最萌板「第2回東方最萌トーナメント 17本目」520)

「藍さまー、がんばってくださーい!!」
「うむ、応援頼んだぞ、橙!」
「藍ー、先陣、任せたわよー」
「はい、必ずや、いい流れで紫様にお繋ぎいたします!」
橙と紫の声援を受けて、ステージへ上る藍。

 一方。
「が、頑張ってきなさいよっ!
 あっさり負けちゃったりしたら、しょーちしないんだからね!」
「まぁ、この子もこう言ってるし、頑張ってきなさいな」
「……ありがと、チルノちゃん。レティさんも」
大妖精も、チルノとレティの声援を受けつつステージに上がる。

「……あの氷精と冬の精、あなたの知り合いか?」
「知り合い、といいますか……姉妹、みたいなものですね。
 レティさんとは冬の間しか一緒にいられませんけど、
 チルノちゃんとはだいたいいつも一緒にいますから」
「そうか……お互い、後ろに応援してくれる者がいるのだな」
「……ですね。あなたにも、私にも」
「橙と紫様の、そしてあの氷精と冬の精のためにも。
 いい勝負を、しようじゃないか」
「……はい。ぜひ。
 あなたに比べれば私はまだ未熟ですけど、せめて精一杯戦います」
「ああ、楽しみにしている……では、行くぞ!」
「はい!」

 最萌トーナメント2回戦第3試合、八雲藍vs大妖精。
想いを、力にして。彼女たちもまた、戦う。