【第2回東方最萌 EX第2戦 主人公 vs 氷精連合 vs 秘封倶楽部 vs プリズムリバー三姉妹】
(初出:第2回東方最萌板「第2回東方最萌トーナメント 61本目」950)

「Dim. Dream」
 Extra Stage。
――それは、一夜限りの、夢。
舞台を去りし者たちに、再び与えられた、活躍の場。
それはあくまで余興――しかして、最高に極上の、余興である。

「今夜は一緒に戦うんですね……頑張りましょう、レティさん、チルノちゃん」
「えぇ、見てるばかりってのもいい加減疲れたしね。
 最後にもうひと華咲かせようじゃないの。ね、チルノ」
「とーぜんよっ、まだ満足してないもの! 大暴れしてやるんだからっ!」
冬に生きる、湖上の精たちも。

「やれやれ、決勝での仕事もあるっていうのに、まさかもう一度駆り出されるとはね」
「まぁまぁそう言わないの、姉さん。場を盛り上げるのが、私たちの仕事でしょ?」
「メルラン姉さんの言うとおり〜♪ どうせなら思いっきり盛り上げようよ!」
賑やかなる、葬霊たちも。

「まさか、もう一度、貴重な経験が出来るなんてね。楽しみだな。
 ……準備は、いい? メリー」
「えぇ。一人では勝てなかったけど――二人、なら。
 今日は一緒に、頑張りましょう、蓮子」
外界からの、客人たちも。

 そして。
「この大会、あんたとの決着はつけられなかったけど……。
 まさか、こんなところであんたと共闘することになるなんてね」
「全くだ、私も驚いてる……だが、またこの場に上がれて、嬉しいぜ。
 決勝の2人のためにも、この場、もうひと盛り上げしてやろうぜ、霊夢!」
幻想郷の中核を担う、巫女と魔法使いも。

 最萌トーナメント・Extra、第2幕。
来るべき決勝へ向けて――少女たちが今一度、会場を、盛り上げる。